家系図の作成によって家系を知ることで相続人の範囲を把握できるので、相続人の確定がスムーズになるというメリットが得られます。遠方から何人分もの戸籍を取り寄せる手間や費用を省けるだけでなく、不動産の相続登記の添付資料として家系図を用いることも可能であるため、相続手続きの負担の軽減につながるでしょう。また、家系を知ることで自身と親族との関係を明確にできるため、自身の有意義な終活の一環として人生を振り返ることが出来ます。相続の内容や遺産の分割のほか、親族へ伝える言葉や感謝の気持ちなどをつづった、遺言をまとめる際にも役立つでしょう。

名前だけでなく、家系図に先祖の命日や親族の誕生日を記載しておくと、法事やお祝いの日を把握するために活用することも可能です。先祖のルーツや祖父母のさらに祖父母の名前、遠縁の親族について、よく知らないという方が多いとされています。しかし、家系を知って先祖を明らかにすると、自然に自身のルーツも明らかになってくるでしょう。また、親族を網羅した家系図を作成しておくと、未来の自身の子供や孫たちに一族のルーツを正確に伝えることが出来ます。

自身のルーツを知ると、墓参りなどの先祖の供養も、より深い理解を持って行えるようになります。さらに、家系図にかつて先祖がかかった病気や死因などをそれぞれ明記しておくと、将来自分が発症する可能性がある病気について確認しておく際の参考になるでしょう。